第1部では、役員送迎における「5分」の重みについてお伝えしました。
指定された車寄せを事前に確認する。
交通状況を把握する。
代替ルートを想定する。
秘書様との情報共有を確実にする。
こうした一つひとつの準備によって、役員様の大切な時間と、秘書様の安心を守る。
それが、私たちSAITO TAXIの考える送迎品質です。
しかし、ここで一つ大切なことがあります。
どれほど経験豊富なドライバーであっても、一人ですべてのご依頼に対応することはできません。
だからこそ私たちは、
「誰が運転するか」と同じくらい、
「誰が担当しても、SAITO TAXIが大切にする品質を守れるか」
ということを重視しています。
「毎回、同じドライバーですか?」
役員送迎をご検討いただく際、このようなご質問をいただくことがあります。
もちろん、継続して同じドライバーが担当できれば、役員様のお好みや秘書様との連携方法も理解しやすくなり、大きな安心につながります。
可能な限り、そのような関係を築いていくことは私たちも大切にしています。
一方、ご予約状況や運行時間帯、複数台でのご依頼などによっては、SAITO TAXIの協力パートナーが運行を担当する場合があります。
ここで、私たちが絶対にしたくないことがあります。
それは、
「その時間に空いているから」という理由だけでドライバーを手配することです。
SAITO TAXIの名前でお客様をお迎えする以上、誰でもよいとは考えていません。
運転技術だけでもありません。
長年の経験だけでもありません。
私たちが何より大切にしているのは、仕事に対する価値観を共有できることです。
私たちが求めるのは、運転の上手さだけではありません。
役員送迎で求められる品質は、車を走らせている時間だけで決まるものではありません。
お迎え予定時刻より前に現地へ入り、指定された場所を確認する。
車両を清潔な状態に整えておく。
身だしなみを整える。
役員様がご乗車されたら、必要以上に会話をせず、落ち着いてお過ごしいただく。
急な予定変更があれば、秘書様と速やかに連携する。
そして車内で知り得た情報を、決して外部へ漏らさない。
時間厳守。
安全運転。
清潔な車内。
丁寧で節度ある接遇。
守秘義務への高い意識。
そして、お客様や秘書様の立場に立って、一歩先を考えられること。
これらは、SAITO TAXIとして運行するうえで欠かすことのできない品質基準です。
だからこそ、協力パートナーを増やすこと自体を目的にはしていません。
大切なのは人数ではなく、
安心してお客様を任せられる仲間であるかどうか。
私たちは、そこにこだわっています。
私たちは、少数精鋭でありたい。
送迎のご依頼を増やすだけであれば、協力するドライバーの人数を増やす方法もあります。
しかし、人数が増えれば、それだけ品質管理は難しくなります。
SAITO TAXIが目指しているのは、大規模な配車会社ではありません。
一件一件のお客様に対して、責任の所在が見える送迎サービスです。
そのため、私たちは協力パートナーについても、実際の仕事ぶりや人柄を理解し、信頼関係を築けるドライバーを中心にお願いしています。
これは効率だけを考えれば、遠回りかもしれません。
それでも私たちは、
「誰をお客様のもとへお送りするのか」
という判断だけは、効率を優先したくありません。
なぜなら、お客様から見れば、担当したドライバーがSAITO TAXIそのものだからです。
一人の対応が、そのままSAITO TAXIへの評価になります。
だからこそ、私たちは少数精鋭にこだわります。
「でんでん虫」の看板に恥じない仕事を。
SAITO TAXIで運行を担当するドライバーは、東京都個人タクシー協同組合、いわゆる「でんでん虫」に所属する個人タクシードライバーです。
私たちは、このことにも大きな誇りを持っています。
しかし、
「組合に所属しているから安心です。」
という一言だけで終わらせるつもりはありません。
大切なのは、その看板を掲げる者として、どのような仕事をするかです。
長年にわたり東京の街を走り、多くのお客様をお送りしてきた個人タクシードライバーだからこそ、経験に甘えるのではなく、経験に責任を持つ。
第1部で、
「経験は、お客様に安心していただくための責任です。」
とお伝えしました。
その考え方は、ここでも変わりません。
毎日の洗車。
車内清掃。
日常的な車両点検。
身だしなみ。
お迎え場所の確認。
運行前のルート確認。
一つひとつは、特別なことではありません。
しかし、こうした「当たり前」を積み重ねることが、個人タクシーとしての信頼につながると考えています。
看板が信頼をつくるのではありません。
その看板を背負う一人ひとりの仕事が、信頼をつくるのです。
秘書様との信頼関係も、一回の送迎から始まります。
役員送迎では、実際にご乗車される役員様と同じくらい、私たちが大切にしている存在があります。
それが、送迎を手配される秘書様や総務担当者様です。
ご依頼をいただく。
行程を確認する。
お迎え場所を確認する。
当日の状況を共有する。
予定変更があれば連絡を取り合う。
一つひとつのやり取りは小さなものです。
しかし、それを確実に積み重ねていくことで、
「このドライバーなら大丈夫。」
「この会社なら任せられる。」
という信頼関係が少しずつ生まれていくのだと思います。
私たちが嬉しいのは、一度ご利用いただくことだけではありません。
二度、三度とご依頼いただき、やがて細かな説明をしなくても、お客様が大切にされていることを理解できる関係になることです。
秘書様にとって、役員送迎の手配は数ある業務の一つかもしれません。
だからこそ、
送迎について余計な心配をしなくてよい存在になること。
それも、SAITO TAXIがお届けできる大切な価値だと考えています。
「同じドライバー」から、「同じ安心」へ。
担当するドライバーが変われば、不安に感じられるお客様もいらっしゃると思います。
そのお気持ちは、私たちもよく理解しています。
だからこそ、単に別のドライバーをご用意するのではありません。
事前にいただいた情報を共有する。
お迎え場所を確認する。
運行内容を理解する。
そして、SAITO TAXIが大切にしている品質基準を守る。
担当者が変わっても、
お客様に感じていただく安心は変えない。
それが、私たちの目指す姿です。
「齋藤さんだから安心」
「米田さんだから安心」
と言っていただけることは、もちろん嬉しいことです。
しかし、私たちがその先に目指しているのは、
「SAITO TAXIだから安心」
と言っていただけることです。
個人の信頼を、ブランドへの信頼へ。
それが、私たちが少数精鋭の仲間とともに品質基準を大切にする理由です。
私たちがお届けしたいのは、「移動」だけではありません。
役員送迎は、SAITO TAXIが大切にしているサービスの一つです。
そして、そこで培ってきた考え方は、役員送迎だけのものではありません。
接待ゴルフの貸切送迎。
企業のご挨拶回りや視察。
株主総会などの大切な一日。
空港への送迎。
そして、ご家族や大切な方との観光貸切。
目的は違っても、私たちが大切にしていることは変わりません。
時間を守ること。
安全を守ること。
お客様の立場に立って考えること。
そして、
「今日、この車をお願いして良かった」と思っていただくこと。
役員送迎で求められる高い品質基準を、他の送迎でも生かしていく。
それが、SAITO TAXIの考えるサービスです。
安心は、偶然には生まれません。
第1部では、「5分」のお話から始めました。
お迎え場所を事前に確認していれば、防ぐことのできた5分。
その5分を生まないために、私たちは準備をします。
しかし、その安心を継続してお届けするためには、一人のドライバーの努力だけでは十分ではありません。
同じ価値観を持つ仲間がいること。
同じ品質基準を守ること。
そして、一件一件の仕事に責任を持つこと。
その積み重ねによって初めて、
「次回もお願いしたい」
という信頼が生まれるのだと思います。
私たちは、一番大きな送迎会社を目指しているわけではありません。
一番安い送迎会社を目指しているわけでもありません。
私たちが目指しているのは、
大切な移動を、安心して任せていただける存在です。
役員様の大切な時間。
秘書様の安心。
企業の信用。
そして、お客様それぞれの大切な一日。
その一つひとつを、安全に、丁寧に、目的地へお届けする。
安心は、偶然には生まれません。
事前の準備と、長年の経験と、一人ひとりの責任感から生まれます。
SAITO TAXIは、これからもその「当たり前」を大切にしながら、お客様の大切な移動を静かに支え続けてまいります。
「この記事を書いた人:共同代表 米田」
