役員送迎では、目的地まで安全にお送りすることは当然のことです。
しかし、現場では予定通りに進まないことが少なくありません。
突然の豪雨、交通渋滞、急な予定変更。
そんな時こそ、送迎会社の本当の品質が問われると、SAITO TAXIは考えています。
昨年のある夏の日、役員様を丸の内にある日立製作所本社様へお送りした時のことです。
丸の内へ近づいた頃、それまで穏やかだった空が一変し、バケツをひっくり返したような豪雨になりました。
車内から外を見つめながら、役員様が静かに一言。
「すごい雨ですね…。」
本来であれば、本社エントランスに近い道路上でご降車いただく予定でした。
しかし、そのままお降りいただけば、傘を差しても雨を避けることは難しい状況です。
「このままお降りいただくのが、本当に最善だろうか。」
そう考え、担当ドライバーはその場で降車場所を変更する判断をしました。
向かった先は、すぐ近くにある丸の内ホテルの車寄せです。
多少遠回りにはなりますが、屋根のある車寄せなら、雨に濡れることなく建物へ入り、そのまま日立製作所本社様まで歩いて向かっていただけます。
幸い、ホテルの車寄せにもスムーズに入ることができました。
「こちらからですと、雨に濡れずにお向かいいただけます。」
そうご案内すると、役員様は少し驚いた表情を浮かべながら、
「本当に気が利くね。助かるよ。」
と穏やかに微笑まれ、安堵されたご様子で車を降りられました。
雨に濡れることなく本社へ向かわれる役員様をお見送りし、この状況で最善と思えるご案内ができたことに、担当ドライバーも安堵しました。
目的地は変えていません。
変えたのは、その日の状況に合わせた「降車場所」だけです。
しかし、その小さな判断がお客様の安心につながることを、この出来事が改めて教えてくれました。
目的地までお送りするだけでは、役員送迎とは言えません
役員様は、移動の先に大切な商談や会議、ご挨拶を控えています。
だから私たちは、「時間通りに到着すること」だけをゴールにはしていません。
雨に濡れないこと。
慌てることなく建物へ入れること。
落ち着いた気持ちで次の仕事へ向かっていただくこと。
そこまで考えて初めて、役員送迎の品質だと考えています。
車をどこに停めるか。
どこでご降車いただくか。
ほんの数十メートルの違いでも、お客様にとっては大きな違いになることがあります。
経験は、「その場で最善を考える力」になります
役員送迎では、首都高速の事故渋滞や突然の豪雨、訪問先での予定変更など、思いがけない出来事が起こることがあります。
そうした場面では、マニュアルどおりの対応だけでは十分ではありません。
その時の天候や交通状況、役員様のご予定を踏まえ、「今、お客様にとって何が最善か」を考え、判断することが求められます。
経験とは、運転技術だけではありません。
状況を冷静に見極め、一歩先を考えて行動する力でもあると私は考えています。
ご依頼いただく秘書様にも安心をお届けしたい
役員送迎をご依頼くださるのは、多くの場合、秘書様や総務ご担当者様です。
「予定通りに到着しただろうか。」
「今日は問題なく進んでいるだろうか。」
そんな思いで見守ってくださっていることを、私たちは忘れてはいけません。
だからこそ、状況に変化があれば適切に情報をお伝えし、安全を最優先にしながら柔軟に対応する。
役員様だけでなく、ご依頼いただいた方にも安心していただくこと。
それも、私たちが大切にしている送迎品質です。
私たちが考える「移動設計」という品質
アルファードという快適な車両、時間厳守、丁寧な接客。
これらは、役員送迎では当たり前の品質です。
その上で私たちが大切にしているのは、その日の天候や交通状況、訪問先の環境まで考え、お客様にとって最も快適な移動を組み立てることです。
私たちは、この考え方を「移動設計」と呼んでいます。
目的地までお送りすることが仕事ではありません。
役員様が気持ちよく次の仕事へ向かい、ご依頼いただいた秘書様や総務ご担当者様にも安心していただくこと。
そのために、その場で最善を考え、一つひとつ判断を積み重ねる。
それが、SAITO TAXIが目指す役員送迎です。
これからも一件一件のご依頼に真摯に向き合い、「安心して任せられる」と感じていただける移動をご提供してまいります。
「この記事を書いた人:共同代表 米田」
